第三章:第三の名前と共存の音
- studioxwappa
- 1月7日
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「さて、どう解決したものか…」
アオは頭を抱えながら、シマの街の、言葉が生まれる場所とされるコトノハの木の下に戻ってきた。
彼は言霊をそっと撫でながら、君は、どちらの親にも受け入れてもらえないのか…、と呟いた。
その時、ふと、アオは考えた。
ナゾは答えを探し、マイゴは居場所を探す。
二つは相反するようで、実は深く繋がっているのではないか?
ならば、これでどうだ。
ペンをとり出すと、コトノハの裏に、言葉が持つ真の望みを書き記した。
「吾は問う者。吾は探す者。
答えがわからぬから、彷徨う。
居場所がわからぬから、問う。」
そして、アオは「謎語」に、両者を受け入れる第三の名前を授けた。
「君の名は… 『問い路(といろ)』だ」
アオがその新しい名前を呼んだ瞬間、コトノハは静かに光を放った。
問い路…道を問うという意味。
その光の中で、謎語の魂は、ついに安定した。
二つの迷子の音は融合し、一つとなり、共存の音に変わった。
それは、答えのない問いの中にこそ、進むべき道があることを示す音。
アオは知った。
「まいご」は、読む人、使う人の心の中で、新しい意味の親を見つける。
そして、その新しい名前とともに、世界に存在するすべての曖昧さ、不確実性、そして問い続ける勇気を象徴する言葉として生き続けるのだ。
「さあ、お帰り。キミの進むべき道が見つかったよ」
アオは問い路となったコトノハをそっと空に放した。
それは光の粒となって、世界の言葉の海へと溶けていった。
言葉は、いつだって、誰かの心に宿る読み方によって、何度でも生まれ変わるのだ。

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